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受験エスカレーター理論

      2016/03/06

いきなりですが、皆さん、今すぐお風呂にいって、お風呂の栓を抜いたまま蛇口からお湯を流してください。
そしてお湯をMAXまでためてみてください。
「いきなり何を言い出すんだこいつは、栓を抜いたままお湯を流してもお湯がたまるわけないだろ。」
そう思われた方、大正解です。
別に馬鹿にしているわけじゃありません。
今回のお話はまさにそれなのです。
そう、
「栓を抜いたままお湯を流してもお風呂にお湯はたまらない。」
当たり前のことです。
こんな当たり前な例を出して何が言いたかったかというと、実は受験は「栓を抜いたままお湯を入れること」と似ているということです。
受験に置き換えるならば、
さしずめ蛇口から出るお湯が暗記量、
栓から抜けていくお湯が忘却量といったところでしょう。
前回お話した通り、人は忘れていく生き物です。
覚えても覚えても忘れてしまうんです。
他にも例えられます。
たとえばよく使われる例として、
「受験は下りエスカレーターを上るようなものだ」
というのがあります。
自分が上るスピードが暗記量、
エスカレーターの下るスピードが忘却量です。
ではここで考えてみてください。
下りエスカレーターを上りきるにはどうすればいいですか?
方法は2通りあります。
①エスカレーターの下るスピードよりも速く走る
②エスカレーターを止める、もしくは下る速度を遅くする
この2つです。
僕が今回強調したいのは①じゃなくて②なんです。
①はほとんどの医学部受験生は出来ています。
つまり勉強量は確保しているのです。
でも②の意識が欠けている人はかなり多い。
「この問題、どっかで見たことあるけど解けない・・・」
そういう台詞をよく聞きますが、
これも②の意識が欠けているからでしょう。
僕自身の話をすると、
僕は①よりも②に重点を置いて勉強しました。
一日の勉強時間が6時間でも合格した一つの理由として
これが挙げられます。
僕はエスカレーターを限界まで遅くすることに努めました。
考えてみてください。
下りエスカレーター上るのと、階段上るのとどっちが楽ですか?
階段に決まってますね。
何年も浪人しても受からない受験生がいるのも、
エスカレーター理論で説明可能です。
上るスピードが下るスピードよりも遅いんです。
もしくは上るスピードと下るスピードが同じ。
これじゃあまるでルームランナーです。
いつまでたっても浪人しつづけます。
【まとめ】一度覚えたものは確実に使えるようにしよう!

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