大学受験勉強法NAVI〜医学部生が教える5プラス1の勉強法〜

大学受験勉強法NAVIは非進学校、低偏差値からのスタートで国公立医学部に合格した医学部生がお送りする大学受験勉強法ブログです。

受験に必要なもの(2)

   

医学部受験、医学部だけでなく大学受験全般においてまず考えなくてはならないことは
本番での点数であるということは前にも述べましたが、
大学受験において必要な能力とは何でしょうか。
記憶力?根性?それも勿論大事です。
しかし、僕は受験勉強において大事なことはもっと他にあると思うのです。
それは情報処理能力環境適応能力です。
そう言われても何のことだかわからないと思うので
順番に説明していきましょう。
まずは情報処理能力から説明します。
ここで言う情報処理能力とは、その名のとおり情報を扱う能力です。
この現代社会に生きている以上、様々な情報が目の前を行き来しているでしょう。
自分にとってとても有益な情報から、
信じるとろくなことにならない胡散臭い情報まで様々です。
ここで必要になるのが情報処理能力です。
偽の情報の匂いを嗅ぎ付け、真実を見抜く能力。
斜に構えて物事を捉え、疑い、批判する能力。
そして有益な情報と無益な情報を分析する能力。
こういった能力をひっくるめてここでは情報処理能力と言っています。
受験は情報戦ですから、情報処理能力の有無がものを言います。
情報処理能力がないと偽の情報に踊らされ、一年を棒にふるはめになるのです。
ここで何故進学校の生徒の方が合格率が高いのかを考えてみてください。
理由は色々考えられます。
進学校の生徒は記憶力、計算力に優れているから合格する。
進学校の生徒は優秀な先生が教えているから合格する。
確かにそれも事実ではあるのですが合否を決する最大の要因ではないように思えます。
では進学校と普通の高校の最大の違いとは何なのでしょうか。
それは、「情報の有無」だと僕は考えます。
進学校では先輩や同級生、そして先生方から、
様々な受験情報が手に入ります。
英語長文の問題集はこれがいい、センター試験はこう受けろ、
など本当に様々な情報が手に入るのです。
毎年東大などの有名校に合格者を出している進学校では、
それは当たり前の話です。
今これを読んでいる進学校の生徒は
「自分の通っている学校は進学校だが、それ程先生は受験の情報を提供してくれないし、部活も入っていないので先輩からのアドバイスもあまりもらっていない。同級生には確かに色々と教えてもらうが、それはどこの学校でも同じように行われていることではないのか」
と思ってるかもしれません。
実際にそういう風に思っている進学校出身の生徒が知り合いにいます。
まさにそこがネックなのです。
そう、進学校の生徒は自分たちが受験に有利な情報を得ていることに気づいていないのです。
これはどういうことか。
これはつまり、進学校の生徒たちは無意識に、自然に合格できる勉強法を身に付けているということです。
進学校の生徒の強みはここです。
受験に近しい環境にいるため、彼らは受験のテクニックが常識として頭の中に入っているのです。
では、そういう環境にない人たちはどうするか。
合格者の常識となっていることを自らインプットしていかなければなりません。
その時必要になるのが情報処理能力なのです。
この能力がないととんでもないことになります。
長くなってきたので、どうとんでもないことになるかは次の記事に書きます。

 - 勉強法一般