無理矢理意味をつけてしまおう
前回は意味のないものほど忘れやすいという話をしました。
例えば958303という数字は僕が今適当に打ったものなので、
意味がなく非常に覚えづらいだろうと思います。
今回は脳のそういう性質を暗記にうまく利用しようという話です。
そう、意味のないものを忘れるようにできているなら、
覚えたいものに無理やり意味をつければいいのです。
例をいくつかあげてみましょう。
例えば「ヨウ素の色」を覚えたいとき。
ヨウ素の色は紫です。
ハロゲンの色は化学で頻出なので覚えなければなりません。
さて、どうやって覚えましょう。
「ヨウ素、紫、ヨウ素、紫・・・」と何度も唱えますか?
それとも何度もノートに書きますか?
それもひとつの覚え方ですが、
ここでは「無理やり意味をつける」というテクニックを使ってみましょう。
こう捉えるのです。
「ヨウ素ってナスにかなり多く含まれてるんだって!
確かナスの成分の8割がヨウ素なんだよ。
ほら、ナスって紫じゃん。あれってヨウ素が紫だから
ナスも紫になるんだぜ!!」
こんな感じです。
もちろんナスの成分の8割がヨウ素なんて嘘です。
嘘でもいいのです。
これだけでっちあげると記憶に残りやすくなります。
ただ、でっちあげたことを忘れないでくださいね。
ナスの成分の8割がヨウ素ですなんてまじめに言ったら
ホラ吹きだと思われてしまいます。
その辺に気をつければ結構使えるテクニックです。
実は受かったあとの飲み会で話してたら、
東大にいった友人と慶応にいった友人もこのテクニックを使っていました。
皆さんもいろいろ試して使ってみてください。