受験に必要なもの(5)
2016/03/05
【お知らせ】
掲示板を設置しました。
記事に関することは勿論、受験に関する質問等書き込んでください。
僕も返信しようと思いますが、
合格された方も是非アドバイス書き込んでください。
よろしくお願いします。
さて、前回の続きです。
前回は「情報の疑い方」について2つの方法を述べました。
①常に根拠を捉える
②基準は点数
でしたね。
今回は②について詳しく話そうと思います。
この記事は(5)ということでシリーズものなわけですが、
皆さん<a href="http://igakubujuken.seesaa.net/article/6740206.html" target="_blank">受験に必要なもの(1)</a>は読まれましたか?
読んでない方は是非読んでみてください。
そこでは受験において最も考えなくてはならないことは「点数」であると書きました。
この考えは僕の勉強法の根幹にあります。
実はこの考え方自体が既に受験情報処理のためのものさしになっているのです。
胡散臭い勉強法があったら(胡散臭くなくてもですね)、
まず「根拠を捉える」といいましたが、
それと同時に、常に「それで点がとれるのか?」と思ってください。
受験において意味があるのは点数です。
点数以外何も評価してくれません。
ですから受験情報処理も自然と点数が基準となります。
一つ例をあげましょう。
僕の知り合いの合格者の例です。
彼は東大志望だったのですが、
ある日ぶつぶつ独り言を言っていたので、
何をぶつぶつ言っているのかと聞くとこう彼はいいました。
「いや、英語は後10点伸ばせると思うんだ。で、合格最低点まで残りの15点をどこで埋めようか考えてたのよ。やっぱり理科かなぁ。」
彼は闇雲に勉強していたのではありません。
常に到達地点を考え、そこへ行き着くまでの道をしっかりと意識していました。
結果彼は合格しました。
できる受験生は常に点数の見積もりを行っています。
そのために、前に書いたように過去問分析が必要となるのです。
到達地点がはっきりすることでモチベーションも上がります。
そうやって点数の見積もりを行っていると、
自然とやるべきことがわかってきます。
東大に合格した彼は点数をとることを第一に考えて、
勉強計画を設計していました。
そう、勉強計画を決める際に「点数」というものさしを使っていたのです。
彼は点数を基準にしていたから胡散臭い勉強法に惑わされなかったのです。
どんなに魅力的な勉強法でも受験においては点数がとれなければ意味がありません。
常に点数を意識してください。
「これじゃあ点はとれないな」と思ったら即切り捨て、
「これはいける!」と思ったらジャンジャン採用です。
まとめるとこういうことになります。
1)情報収集
2)本当かよ?と疑う
3)根拠はあるの?
4)それで点が伸びるの?何点伸びるの?
5)(点が伸びるようであれば)実行
ざっとこういうプロセスです。
情報処理能力についてはまだまだ言いたいことがあるのですが、
とりあえず今はこの辺で終わらせておこうと思います。
次回は受験に必要な能力その2、環境適応能力についてです。
それでは皆さん、また次回。