大学受験勉強法NAVI〜医学部生が教える5プラス1の勉強法〜

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過去問が難問だらけの場合

   

志望校によっては難問を多くだす大学があります。
「そういった場合は問題集の暗記では乗り切れない。
もっと応用力、発想力を鍛えるべきだ。」
そう考える人も多いと思います。
しかし、僕ならその場合でも問題集を暗記します。
なぜなら、あらゆる難問の土台が基本的な事柄にあるからです。
どんな難問もその分野の基本的事項をおさえていなければできません。
そしてもう一つ、全ての問題が難問で構成されている大学というのを
見たことがありません。
難問と難問の間に、実は簡単な問題が含まれていたりするのです。
僕自身、難問に取り組むことはあまりありませんでした。
基本的な事柄だけを何度も何度もやりました。
ここで僕自身のエピソードをお話しましょう。
僕が受けた学校は割と難しい問題を出す学校でした。
勿論過去問は何度もやりましたし、
対策はバッチリしていきました。
それでも難問には取り組みませんでした。
点のとれるところをしっかりと捉え、そこの補強しかしませんでした。
そして本番です。
理科で「普通はでない」ような難問がでたのです。
僕は焦らず無視しました。
「俺ができない問題を他のやつが解けるはず無い」
少しというかだいぶ傲慢ですが、
本番でびびらないように、このぐらいの気持ちでいきました。
とにかく、難問は捨てまくり、簡単な問題を漁りました。
結果は合格でした。
今になってまわりの皆に聞いてみるのですが、
そのような難問を解いている人はごく少数でした。
今まで多くの受験生が言っていた受験の常識、
「難問はまわりの受験生もできない、易問を取りこぼさないほうが重要だ」
このことが身をもって証明できました。
それほど難問を解く必要はありません。
難問を解くことを意識していいのは一部の人間です。
標準問題までを当たり前のように解ける人です。
「偏差値65以下だが、志望校の赤本を見ると難問ぞろい。
早く難問に挑戦しなくてはいけない。」
こう思ってる人はあせらずに基礎の反復です。
難問に挑戦してもほとんど意味がありません。
上のような理由もありますが、
それ以前に基礎力のない人が難問を解いても、
理解できないので頭の中に残らないのです。
ここまで言っても不安な人は赤本を見てください。
原点である赤本に戻るのです。
赤本で基礎的な事項がどれだけ聞かれているか分析してください。
難問を出す大学でも意外と簡単なことを聞いている場合があります。
そういう問題をとった上で、さらに対策が必要な場合は
難問をやる必要があるかもしれませんが、
まずやるべきことは簡単な問題で点数を稼ぎまくることです。
【まとめ】難問はとりあえず捨てろ!

 - 問題集の使用法