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過去問の使い方(4)

   

さて、前回に引き続き今回も過去問について書こうと思います。
今回は過去問を買って最初に見るべき場所についてです。
まず赤本を買うと大学情報がのってますね。
ここはモチベーションが上がるかもしれないので読んでもいいと思いますが、
大して読む意味はないと思います。
次にセンター試験、二次試験に必要な教科と時間が書いてあります。
ここは必ずチェックです。
センター試験受験の際、社会などは選択をするかと思いますが、
倫理や現代社会では受験不可能な学校が結構あります。
琉球大学などがその例です。
二次試験の理科などにも要注意です。
これからは理科は選択するまでもなく3教科になるそうですが、
今はまだ2教科選択の学校の方が多いと思います。
物理化学の選択だったのに、直前になって自分の志望校が
生物化学の受験生しか受け付けていなかったら悲惨なことになります。
当たり前のことですがどの教科が必要なのかはしっかり把握しておくべきです。
受験は当たり前のことを当たり前にやることがとても重要です。
是非皆さん馬鹿にせずにチェックしてみてください。
今回は赤本の使い方というテーマでしたが、
実際は赤本よりもこういう本を一冊買っておいて調べるのが便利です。
僕は倫理選択だったので、上にあげた本で候補を絞りました。
さて、では教科を調べたらどうするか。
今度見るのは点数配分です。
これも相当重要です。
受験勉強法界では常識だと思いますが、
結構これを軽視している受験生は多い。
この点数配分の意識を持つか持たないかで合格率は相当変わります。
簡単な例を挙げましょう。
英語、数学、物理の3教科を課す大学があったとします。
点数配分は英語300点、数学400点、物理200点だとしましょう。
ここで二人の受験生を考えてみましょう。
真面目なA君は全ての教科が大事と考え、毎日均等に勉強していきました。
戦略家のB君は志望校の過去問を調べ尽くし、数学の配点が高いのに目をつけ、
勉強時間の8割を数学に捧げました。
ここで二人の勉強の効果が同程度だと考えます。
A君は全教科を均等にやっていたのでそれぞれ5割得点しました。
B君は数学をやりまくっていたので英語3割、数学8割、物理4割でした。
もしも全教科の点数が300点ずつなら、二人の点数は450点で一緒になります。
ところが、ここの大学は傾斜配点ですので、二人の点数は以下のようになります。
A君:150+200+100=450点
B君:90+320+80=490点
な、なんと、40点もの点差がついてしまうのです!!
実は傾斜配点の学校は結構あります。
国公立医学部はセンター試験で要求される教科が多いので、
上のように数学にだけ8割をさくことはできませんが、
このように傾斜を考えて勉強の方向性を定めていくのは結構大切です。
配点はよくよく見ておきましょう。
志望校の点数配分はもちろん暗記です。
少し長くなったので次の記事に続きを書きます。
それでは!
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