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過去問の使い方(5)

   

ドラゴン桜が無事に最終回を向かえました。
突っ込みたいところがたくさんありますが、
ここで書いてしまうと録画してた人にネタバレしてしまうのでそれは避けます。
さて、今回は過去問の利用法の続きということですが、
前回は実際に赤本を買う前にこういう本で志望校の下調べをしよう
という話をしました。
志望校を決める時はあらゆる情報を手に入れましょう。
受験は情報戦です。情報を上手く使えたものが勝利します。
志望校の選定については少々赤本の利用法から外れる気がするので、
別の記事で書こうと思います。
では志望校を選定して赤本を買った後、分析すべき場所の続きを書きます。
前回までは点数や科目のことを書きましたが、
今回は問題からの分析方法です。
4月に買った人は問題を解かなくてもいいです。
いきなり赤本の問題を解こうとすると、勿論スラスラ解けるはずないので、
イライラしてやる気がなくなってきます。
9月(つまり今の時期)に買った人は一通り一年分解いてみた方がいいと思います。
雰囲気をつかむにはパラパラ見るより解いてみた方がいいです。
解くととりあえずその学校の雰囲気が伝わってきます。
その後に問題を分析します。
分析すべき点は次の点です。
まず全体的に時間のきつさを考えてください。
「あ、やばいな。これ本番きついわ。」
そう思えたらしめたものです。
それに合わせてこれから勉強していくのです。
教科別にいいますと、英語はまず長文の長さ、テーマ、英作文はでるのかどうか、
それは自由英作文か、条件英作文か、文法問題はでるのかどうか。
数学は問題の難易度、どこのテーマが出ているか、
特に整数問題が出るか出ないかは要チェックです。
化学はマニアックなテーマがどこまで出るかを見ておくといいです。
生物は論述問題の出題頻度を見ておきましょう。
一年分の問題を見終わったら赤本の前の方にある
傾向と対策のページを見てください。
何年分かの出題テーマが分析されています。
最初っからここを見た方が早いと思うかもしれませんが、
実際に解いているのと解いていないのでは理解度が違います。
傾向と対策のページに書いてあることが頭に入ってきやすいのです。
基本的にどの教科も
「これ本番でたらやばいわー」
ってところを確認しましょう。
今のうちに本番をシミュレートして何度も脳内失敗しておきましょう。
不合格する原因がなんとなく見えてくるはずです。
これからやるべきところはその部分です。
ただし、注意してください。
「必要なのは本番で合格最低点をとること」
です。
今できないことは問題ではありません。
多くの受験生は「今できよう、今できよう」ということに集中してしまいます。
その結果今の問題の出来不出来だけを気にし、最終的に自滅していきます。
本番での点を常に考えながら合格までの道のりを想像してみてください。
とりあえず過去問の分析方法はこんな感じです。
まだ直前期の過去問の解き方については書いていませんが、
それよりも先に書きたいことが山ほどあるので、
それは時期が来たら書くことにします。
それではまた♪

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