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受験に必要なもの(6)

   

前回は受験に必要な2つの能力ということで
情報処理能力について述べました。
今回はもう一つ、環境適応能力について書きたいと思います。
環境適応能力。
わかりやすく言うとまわりに合わせる能力のことです。
今まで何度も言いましたが、合格すると言うことは、
本番で点数をとると言うことです。
点数をとるにはどうすればよいのでしょうか。
テストに出てくる問題が解ければいいのです。
ここで当たり前だけど大事なことがあります。
それは「出てくる問題は相手が決める」ということです。
本当に当たり前のことですが、受験生が
「英語は全て英作文だけにして欲しい」
とか言ったところでテストの問題が変わるわけありません。
テストに出る問題は問題制作者がつくり、
その問題の内容を我々が変えることはできない。
これは変わることのない大きな原則です。
そんなの当たり前じゃないかと言うかも知れませんが、
こんな当たり前のことをしっかりと認識できてない受験生が
意外と多いのが事実です。
その証拠に、
「あーあ、~の分野が出てくれば解けるのに」
とか言ってる受験生がたくさんいます。
これでは発想が逆です。
変わりようのないものを無理矢理変えようとする人は多いです。
そうではなくて、変わらないもの、固定されている方に
合わせて自分のやり方を変えるべきなのです。
自分の得意分野が出ることを望むのではなく、
出る分野を得意分野にする努力が必要です。
これは保守的になれと言っているのではありません。
最初から「どうせ俺が何をしても変わらない」
と思うのではなく、まず努力をしてみる。
こういう発想は非常に大事ですが、
受験において必要なのは点数をとることです。
少ない時間で高い点数をとるためには、
極力無駄をなくすしかありません。
できるだけ効率を上げるためにできること、
それがまわりに合わせるということです。
変わらないもの、固定されているものを
動かそうとするのは非常に大きな労力がいります。
固定されてるものを動かそうとするのではなく、
動かせる方を動かしましょう。
この考えに沿って勉強するなら、
過去問を最初にやるのは当たり前でしょう。
基準を点数にするのも当然です。
点数をとらなければ合格ができないことは、
変わり様のない事実だからです。
こう考えていれば実は受験は非常に簡単です。
恋愛と比べてみてください。
恋愛は非常に難しい。
相手が動くものだからです。
それと比べて受験は簡単です。
相手は動かないのですから。
せっかく相手が固定されてるというのに、
それを利用しない受験生が多いのです。
受験生が焦って変なことをするから
何をすればいいのかわからなくなって破滅するのです。
落ち着いてゴールを見つめて、
そこに合わせて舵を取る。
自分がこうしたい、ああしたい。
そういう考えは捨てるべきです。
過去問分析をして、点数がとれる勉強をしましょう。
さて、受験に必要なものはこの辺で終わりです。
まだ言いたいことも色々あるのですが、
それは具体的な勉強法のところでちょこちょこ書きます。
それではまた次回。

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