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世間一般の問題集の使い方

   

ある日の出来事です。
僕は問題集を何回も解いていました。
確かその時、8回目の復習をしているところでした。
それを見た友人はこう言いました。
「俺は2回やればその問題集は覚えてしまうから3回以上やらない」
これを聞いた瞬間、僕は少し戸惑いました。
一瞬、彼の言っていることの意味がわからなかったのです。
それもそのはず、この台詞には論理の飛躍があったからです。
「俺は2回やれば問題集の問題と答えを覚えてしまうから同じ問題集を3回以上やらない」
そう彼は言いましたが、厳密に言うならば、
彼の言わんとしていることはこういうことでしょう。
「俺は2回やれば問題集の問題と答えを覚えてしまう。問題集の問題と答えを覚えてしまっては、問題集をやる意味が無い。だから俺は同じ問題集を3回以上やらない」
おそらく、彼はこの台詞に論理の飛躍があるなどとは思っていないでしょう。
それは何故か。
彼にとって、
「問題集の問題と答えを覚えてしまっては、問題集をやる意味が無い」
というのは当たり前の事実だからです。
「先生に赤いものの絵を書いて来いと言われた。
りんごは赤い。
だから僕はりんごの絵を書こうと思う。」
こんなにくどく言う人はいません。
普通は「りんごは赤い」の部分を省略します。
何故省略するのか。
りんごが赤いことは普通当たり前だからです。
当たり前の事実と言うのは日本語の場合省略されます。
では何故今回、僕は彼の台詞に疑問を抱いたのでしょうか。
それは彼の当たり前と僕の当たり前が違ったからです。
僕の中には
「問題集の問題と答えを覚えてしまっては、問題集をやる意味が無い」
といった発想は全くありませんでした。
ですからその部分を省略されても、
僕は一瞬でその省略を補うことができませんでした。
これらの事実に気づいた僕は彼に質問をしたくなりました。
「何で問題集を覚えてしまったら意味が無いの?根拠は?」
しかし、僕の経験上こういうことを聞くと多くの人は気分を害します。
だから僕は自分でこのことについて考えてみることにしました。
僕が得た結論はこうです。
きっと彼は問題集を力試しのために使っていたのでしょう。
問題集を力試しのために使うのであれば、
知っている問題を解くのは気が引けます。
覚えてしまった問題集をやらないのも納得できます。
【まとめ】問題集を力試しに使うのは当たり前だと認識されている!

 - 問題集の使用法