問題集の使い方実践編(1)
具体的に問題集をどう使うかについて書いていきたいと思います。
なおこの方法は主に理系科目(数学、化学、生物)に使用します。
文系科目(英語、現代文、古文、漢文、社会)だと、
やり方が多少違ってきます。
ですからとりあえずこの方法は理系科目のものだと思ってください。
それではこの方法が一番使える化学を例に説明します。
酸化還元の問題があります。
普通だったらまず時間を計って解きますが、
このやり方は違います。
まず問題を軽く読んでください。
そして問題の内容を理解してください。
「ああ、酸化還元の問題か・・・」
頭の中で少し解いてみて下さい。
解くのは軽くです。
わからなくても構いませんから軽く考えてみてください。
このときに重要なのは問題の主旨を把握することです。
くれぐれも解くのに夢中にならないように。
少し読めば大体問題の意味がわかるはずです。
読んでも全く意味がわからない問題は
自分のレベルを超えている可能性があります。
それがその問題集の中で簡単な方の問題であれば、
その問題集の変更を検討したほうがいいかもしれません。
問題の内容が理解できたと仮定して話を進めます。
軽く頭の中で解いたらすぐに答えを見てください。
問題と答えを照らし合わせて、納得してください。
「ああ、そうかそうか、酸化還元だから半反応式書いて、
こういう風にやればできんのね。はいはいOKOK。」
この段階では問題と解答の仕組みを知ることが目的です。
次に問題に戻ります。
ところどころつまずくところがあると思いますが、
今答えを見たばかりなので、
大体解けると思います。
つまずいたら答えを見ていいです。
ラフに解いてください。
くれぐれも時間をかけすぎないように。
目的は問題を自力で解くことではありません。
その問題を暗記することです。
こういった方法で一問を解けるようになるまでやってください。
注意しておきたいことが一つあります。
答えを見ながら解いてはいけないということです。
答えを見ながら解くのではなく、
答えを見て納得したらすぐに答えは隠す。
そして解きなおすことが必要です。
答えを見ながらやると、どうしても答えを写生するだけになってしまいます。
これらのプロセスを行うとその一問が解けるようになります。
その一問を軽く暗記したことになります。
しかし、これだけでその問題を終えてはいけません。
一回で問題を終わらせるのは、多くの受験生が陥るミスです。
点をとるためには、問題の習得レベルを理想状態、
つまり点がとれる状態まで持っていかなければなりません。
そのためのプロセスは次の記事に書きます。
【まとめ】いきなり答えを見てしまえ!